ご挨拶
一般社団法人ブロンズ人財協会は、設立以来、中高年が充実した社会生活を送ることを目的とし、その目的に資するため、(1)就労促進事業、(2)職業訓練事業、(3)社会貢献事業を柱とした活動を行ってまいりました。
これまでも、事業を通じ、多くの会員の方や協力者の方と接する中で、我々が旗印としている「充実した社会生活」について考える機会がとても多くありました。
生活の基盤となる収入、家族や友人との時間、社会貢献活動など、人それぞれ充実した社会生活を送るために大切にしていることがあり、それを実現するために私たちが取り組むべき課題がたくさんことを改めて感じているところです。
私は昭和61年に生まれました。
物心ついたころにはバブルは弾け、失われた30年、人口オーナス期の中で育ってきました。
一度は山口県を出て都会で就職しましたが、事業継承を考え、Uターンして山口県に帰ってまいりました。徳山駅に久しぶりに降りた時、20時の街の暗さにびっくりした事を今でもよく覚えています。山口県は、少子高齢社会が進み、人口減少が続く中、事業継承者不在率は全国ワースト3位と聞き、寂しい想いです。しかし、ブロンズ人財協会の活動を通じて知り合った多くの中高年者を見ると、「俺たち、私たちが今の平和で豊かな日本を作ってきたんだ!」という自信に満ち溢れています。そんな中高年者が持つ「ちしき」、「かんせい」、「しんらい」の大いなる「ち・か・ら」に加え、私たち次世代が持つパソコンや携帯の知識、デジタルに対する感性や機動力などを融合し、世代を超えて手を取り合い、教えあい、学びあい活動することが大切だと実感しています。
みなさん、ブロンズのように様々に色彩を変化する経年変質を起こしながら、共に成長しあえる会を一緒に作りませんか、是非、幅広い年代の方にブロンズ人財協会の仲間になって頂き、共に地域社会を変えるうねりを起こしていきたいと考えています。
何卒よろしくお願い申し上げます。
2021年(令和3年)11月 吉日
一般社団法人 ブロンズ人財協会
代表理事 岡田 秀星